
中心部を通り抜け,Turist Information でランドリーの場所を訊きました。
通行人の冷たい視線に耐えながら,通り抜けていきました。
メインの商店街は,バス以外の通行は規制が掛かっていたようでした。
Stockton on Tees のインフォメーションで,地図をもらってYarm Roadにあるランドリーを目指します。
一方通行のため来た道を戻ることが出来ずに,大回りして街中を抜けていきます。
そんな内に,例によって道に迷ってしまいました。
地図で確認して来た道を戻ろうとしましたが,実は一方通行でした。
逆行してしまいました。
この旅行で一番緊張した瞬間でした。
しかし,先頭の車のおじさんはとても良い人でした。
ニコニコ笑いかけてくれ,Uターンしなさいとジェスチャーで示してくれました。
この笑顔と対応に,とても救われた気がしました。
Yorkshire,Rose & Crown


今日は旅行の中日ですので,恒例の洗濯日になります。
まず,近くの Yarm の街に行ってみることにします。
A67を3km程北上したところにに,街はあります。
街の入り口の標識に,ディスク・パーキングが必要と出ていました。
お店でディスクを購入し,街中に駐車する時はそれをダッシュボード上に掲示しなければならないようです。
駐車場については,ウィットビーで痛い目にあっています。
つい過敏に反応してしまいます。
街中をひと通り見てみましたが,ランドリーは在りますがコインランドリーは在りません。
仕方が無いのでランドリーで聞いてみたところ,次のStockton on Tees の街ならあると教えられました。
A67の途中から,A135に分岐します。
行ってみると,予想以上に大きな街でした。
そして,素敵な街並みでしたが,交通規制が異常に厳しい街でした。
Judges Country House ,Yarm,Yorkshire


3連泊するせいか,はたまた早めに予約したためか,部屋はDeluxにアップグレードなっていました。
今までに泊まった中では,一番広くて,センスの良い素敵な部屋でした。
窓からは,お庭が見えます。
きちんと手入れされており,とても気持ちが良いです。
嬉しいことに,CDプレーヤーも備わっています。
車用に何枚かCDを持っていきましたので,部屋でも音楽を楽しむことが出来ます。
その中の1枚に,映画“男と女”のサントラがあります。
フランス語で歌うボサノバのアンニュイな雰囲気が,夏の日の午後に最適です。
部屋にも何枚かありましたので,部屋にいる時はずっと音楽を流していました。
部屋はゆったりとした間取りですし,防音もしっかりしているようでした。
更に周りの部屋は空いているようでしたので,辺りを気にせずに楽しむことが出来ました。
Judges Country House ,Yarm,Yorkshire


このホテルでは ”Bubbly Bygone Breakaway Package” を利用しました。
そのメリットの一つに,アフタヌーン・ティーがあります。
お昼はまだ済ましてなかったので,ドローイング・ルームに通されてアフタヌーンティーを楽しむことにしました。
ヨークのBetty’sではクリームティーでしたので,アフタヌーン・ティーは今回の旅行で初めてでした。
3段重ねのトレーに乗って出てきますが,一番上から順番に食べていくとは知りませんでした。
Betty’sのスコーンはドライフルーツが入っており,味的には好きでしたが,サクサクさ加減はJudgesの方が上ですね。
2段目のイチゴのタルト,3段目のエクレアと食べたいものだけ食べました。
こんなに一人では食べ切れません。
こういう時は,沢山食べれる人が羨ましいです。
Judges Country House ,Yarm,Yorkshire


A170を更に西に走り,A19との交差から北上します。
ミドルズバラが近付いてきた辺りからA67への分岐に入り,ほど走るとYarmの街になります。
ホテルはYarmの手前の街,Kirlevingtonに在ります。
ホテルの周りには建物の影すらなく,田園風景が続いています。
今日から宿泊する“Judge“が,カントリー・ハウスホテルであることを実感させられます。
門から本館まで少し車で走ります。
道の脇には,放してある羊が草を食んでいます。
のどかでとても良い所です。
このホテルは,”Pride of Britain“や”Best Loved Hotel“ のメンバーになっています。
また,AAではTop Hotels に選ばれています。
3レッドスターでロゼットも2つ付いています。
いわゆる貴族のお屋敷系のホテルまでは行きませんが,ハイクラスのもてなしと食事が期待できそうです。
Judges Country House ,Yarm,Yorkshire


ホワイト・スワン・インでは最後の朝食も,キッパーとマーマレードをたっぷり付けた薄切りトーストを楽しみました。
イングランドではという基準を外しても,十分通用する食事を提供してくれました。
部屋も快適でしたし,スタッフは明るく温かい人達でした。
お値段以上の満足感を得ることが出来たInnです。
今日はまず次の宿泊地であるYarmを目指します。
まずA170を西に走ります。
サットン・バンクを過ぎた辺りで,良さそうなInn&Pubを見つけたので立ち寄ることにしました。
Innの名前は“Rose & Crown”です。
“プライドと偏見”にでてきたヨークシャーを旅行する時に泊まったInnと同じ名前です。
同一のInnのはずは無いとは思います。
しかし,きっとこんな雰囲気だったのかと思わせる,古くそして良さそうなInnでした。
Rose & Crown ,Yorkshire,England


帰り道は,非常に暗澹とした気持ちに陥っていました。
一時間の駐車料金が1ポンドちょっとです。
もう1ポンド追加すれば,50ポンドの支払を免れた訳です。
後悔ばかりが残ってしまいます。
さっきまでの,爽快なで楽しい気分は吹き飛んでしまいました。
スカーボロウのカウンシル,やってくれますね。
Innに戻り,レセプションの人にチケットに書いてある電話番号に連絡を入れてもらいました。
ガイダンスに従いクレジットカードの番号を入力すると,そこから引き落としされるようでした。
一週間後に,しっかり引き落としされていました。
引き落とし額が,50ポンドではなく20ポンドだったのが,せめてもの救いでした。
これからプリペイドのチケットを買う時は,余裕をたっぷり取って購入することにします。
とても痛すぎる教訓でした。
North YorkMoor National Park ,Yorkshire


車場に戻る前にCoopに入りました。
郵便局が入っていましたでで,切手を購入。
それと,York で果たせなかった,トラベラーズ・チェックのキャッシュへの換金を行いました。
これでキャッシュは一安心です。
ついでですので,面白いものがないかマーケットの中を見て回りました。
後で思えば,そんなことしている場合ではなかったのですが。
駐車場に戻り,車の所に近付いたところ違和感が走りました。
こういった時って,良いことはないですよね。
車を点検したところ,案の定ワイパーにとても嫌なものが挟んでありました。
駐車時間の時間切れの違反切符です。
料金を払った3時間を,10分オーバーしていました。
少しでもオーバーしていた場合の違反金は50ポンド。
ただし1週間以内に支払う場合は20ポンドに割り引く。
あとで駐車場の看板を読み直した所,そう書いてありました。
Whitby,Yorkshire,England


帰りには,街中のお店もものぞいてみました。
スパイスを扱っている店では,何故か日本のおかきやおせんべいも扱っていました。
横文字のパッケージに入っているおかきは,まるで違うものを見ているような気がします。
お昼は,よさげなInnに併設してあったカフェに入りました。
オーダーを取りに来ないので不思議に思って周りを見ていたら,奥にキッチンにカウンターがあります。
どうやらセルフサービスのようです。
早い話,パブのようなものですね。
飲みものと食べ物をカウンターで注文し,飲み物はその場で受け取り,食べ物は出来上がってから受け取ります。
自分でやる方が気が楽ですね。
味は特筆するものは何もありませんが,イングランドでは普通の味に思えるだけでも十分ですよね。
Whitby,Yorkshire,England


アビーは瓦解が進み壁面しか残っていません。
廃墟と化しています。
セントメアリー教会よりも,ずっと“吸血鬼ドラキュラ”の雰囲気に合っています。
イングリッシュ・ヘリテージが管理しています。
入り口部分には建物が立てられ,入場料を徴収しています。
ヨーク・ミンスターも,入場料を取られるところで入場を諦めました
そして今回も,入場料に見合ったものが無さそうなので,入場は諦めました。
外から見るだけで十分だと思います。
アビーの駐車場で周りを見ていたら,ウイットビーの市内を巡る観光バスの案内がありました。
と言う事は,ここまで車で来れるということですよね。
そして,駐車は無料の様です。
無理して街中の駐車場にお金を払って停める事はなかった訳ですよね。
階段を199段も登ることもなかったでしょうし。
次回はここに車を停める事にしようっと。
そして今思えば,この後の嫌な記憶も無くて済んだはずですね。
Whitby,Yorkshire,England
