写真で綴る旅行記 my travel sketch

カテゴリ:イングランド旅行記2007( 67 )

イングランド旅行記2007 34 ハートウェル・ハウスにて 今上天皇が滞在された宿

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窓からは車寄せと,そこに建っている彫像が見えます。
その先には青々とした芝生が広がっています。
どこまでが,このお屋敷の敷地なのでしょうか。
ブレナム宮殿と較べるとお屋敷自体は2廻りほど小さいですが,敷地は負けない広さを持っているのではないでしょうか。

このハートウェル・ハウスは17世紀に建てられています。
1789年にフランス革命が起こると,イングランドに亡命したルイ18世(ルイ16世の弟)が5年間ほど住んでいました。
ちょどナポレオン・ボナパルトが活躍していた時代です。

ウィーン会議で王政復古が支持されると,フランスに戻って即位しています。
そして,彼は国に戻った後も,この屋敷に戻りたいとよく漏らしていたそうです。

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すこし,屋敷内をお散歩してみます。
階段とか窓辺とかいろんな所に彫像が立っています。
何か,ディズニーランドのホーンテッド・マンションのエントランスに続く通路を思い出してしま
います。今にも動き出しそうで,ちょっと怖いです。

階段を下りていくと,吹き抜けになっているホールにピアノが置いてあります。
このハートウェル・ハウスには今の天皇・皇后両陛下がお泊りになっています。
その際に皇后陛下が,このピアノを弾かれたそうです。

ルイ18世はずっとこの館のことが忘れられなかったようですが,我が両陛下はどのような印象を持たれたことでしょうか。
それにしても貴顕の方々の教養,素養は素晴らしいですね。
音感が無い私にとっては,全く考えられないことです。
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by travelsketch | 2010-11-18 22:34 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 33 ハートウェル・ハウスにて 静寂が辺りを包んでいます

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ウッドストックからアイリスバリーまでは,40kmほどです。
A44,A43,A41を経由して行きます。
アイリスバリーの街を通り抜け,A418に入りOxford Road が大きく右に曲がる所,Lower Hartwellにハートウェル・ハウスはありました。

思ったより,アイリス・バリーの街は騒がしい所でした。
こんな所でイングリッシュガーデンやマナーハウスの雰囲気を楽しめるのかちょっと心配になっていました。
しかし,全くの杞憂に終わりました。

ゲートをくぐって敷地に入るに連れ,静寂が辺りを包み始めます。
先程までの騒がしさとは,全く無縁の世界が広がっています。
そして見渡す限り,芝生に覆われた敷地が広がっています。

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駐車場に車を止め,レセプションに向かいます。
エントランス・ホールは思ったよりはこじんまりとしています。
レセプションの人は,とてもにこやかで優しい対応をしてくれます。

彼は荷物を持ち,部屋まで案内してくれました。
通されたのは,レセプションのちょうど上に位置する,エントランスに面した部屋でした。
シッティング・ルームが分かれていませんので,以前ヨークシャーで宿泊したジャッジズの部
屋から較べればすこし劣るかもしれません。

しかし,ローラ・アシュレイのと思われる鮮やかなベッドカバーと壁の色,そして調度品が,英国貴族の館らしさをかきたててくれます。
部屋も広いので,どこでスーツケースを広げたらよいか迷ってしまうくらいです。

独りでは勿体無いと言うか,独りの寂さが募ってしまう部屋です。
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by travelsketch | 2010-11-17 21:08 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 32 ブレナム宮殿で  嵐のようにやってきて,風のように去っていく

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ゲンコツのように大きなマフィン,どんぶりのように大きなカップに入ったホットチョコ。
それを相手に格闘していますと,ティールームに日本の団体さんが入ってきました。

一転,辺りは騒然となりました。
しかし,ブレナム宮殿も,オックスフォードとセットで観光ルートに入っているのでしょうか。
ロンドンからも近いですし,この後コッツウォルズに抜けて行ってもよいですしね。

それにしても慌しい雰囲気に包まれてしまいました。
静かな時間をかき乱されたことに対して,ぶつぶつ文句を言ってしまいました。
しかし,慌てることは無かったです。
10分ほどしたら,風の様に去っていきました。

彼らは,落ち着いてお茶を楽しむことは出来たのでしょうか。
そして,この宮殿では何を感じていったのでしょうか。

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茶も終わり,一息つくことが出来ました。
まだ雨が降っていましたが,傘を差して少しだけ外を散歩します。

かえすがえすも,とてつもなく広大なお屋敷です。
このようなお屋敷で生まれた人が実際にいる訳です。
生まれた時から違った意識が根付くことでしょう。
きっと国を導いていく強い意思が,子供の頃から植えつけられているのでしょうね。

ずっと雨が降っていたため,庭園は満足に回ることが出来ませんでした。
館の中の豪華な装飾も見所かとは思いますが,なんと言ってもイングリッシュ・ガーデンの魅力には敵いません。

今回はそれを垣間見ることも無く終わってしまいました。
次回に楽しみを残しておくことにします。
きっとまた再訪の機会はあるでしょう。
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by travelsketch | 2010-11-16 20:40 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 31 ブレナム宮殿で  スペイン継承戦争,ブレナムの戦い

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この建物は,スペイン継承戦争におけるブレナムの戦いで戦効を上げたマールバラ公ジョン・チャーチルに対して,当時のアン女王から送られた物だそうです。
現在は11代マールバラ公が所有しています。

そして,あのウインストン・チャーチルが,1874年にこの建物で生まれています。
父親は7代目マールバラ公の子息ランドルフ・チャーチルで,保守党の領袖を勤めた政治家でした。彼に関する常設展示も行われています。

ところで,ブレナム宮殿内は撮影禁止でした。
宮殿のHPにはイメージ・ギャラリーがあります。
改めてそれを見ていますと,その建物の壮大さにため息が出てきます。

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お庭も広大で,見所十分であったとは思います。
しかしながら,この雨です。傘を差してまで,回ろうとは思いませんでした。
コートヤードの部分だけを回って終わりにします。

どんよりとした曇り空は覚悟してきましたが,この冷たい雨だけは勘弁です。
お昼もまだですし,体も冷えてきました。
ティールームで一息つけることにします。

宮殿内ではあまり人は見かけませんでしたが,ティールームも閑散としています。
クリームティーにするべく,スコーンとクリームを頼みました。
しかし体を温めたかったので,紅茶ではなくホットチョコを頼みました。
このホットチョコですが,考えられないくらい大きなカップに,なみなみと注がれていました。
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by travelsketch | 2010-11-15 21:45 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 30 ブレナム宮殿で  楽しみにしていたパイプオルガンの演奏

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やっとの思いで,ライブラリーに着きました。
Long library の名前の通り,縦長の,広いと言うよりは長いと言った方が良さそうなライブラリーです。

思ったよりは人が集まっていません。と言いますか,雨降りですし,ブレナム宮殿自体を訪れている人が少ないのでしょうね。
訪れた方にしてみれば,その方が独占できる部分が多くなりますので,好都合ではありますけれど。

ライブラリーの壁際に椅子が置いてありますので,座って演奏が始まるまで待つことにします。
演奏者が入ってきました。いかにも芸術系の方である雰囲気をまとっています。
いろいろパイプオルガンについての説明を入れながら,演奏を進めていきます。

自分にしてみれば,重低音を楽しみにしていたのですが,残念ながら響きはいまいちでしたね。

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40分ほどで演奏は終了しました。期待が大きすぎたせいでしょうか,ちょと肩透かしを受けた演奏でした。
以前バルセロナ郊外,シッチェスの教会で聴いた演奏には及ばかったですね。
ホールの造りの違いが大きいのでしょうか。

さて,はしょって館内を回りましたので,入り口に戻って見学し直すことにします。
ブレナム宮殿は1987年に世界遺産に登録されています。
1978年に登録が始まった世界遺産です。
この宮殿は,かなり早い時期に指定を受けているようですね。

因みに日本は,先進国の中では一番最後の1992年に世界遺産条約に批准しています。
1972年に条約自体が成立してから,20年も掛かった訳です。
何故こんなに掛かったのか,考えてしまう事実です。
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by travelsketch | 2010-11-14 16:40 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 29 ブレナム宮殿で  Sunday Music

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入り口でチケットを購入します。料金は£13.5(3,300円)です。
ちょっとお高い設定です。ちょっとしたテーマパークの入場料と同じです。

当主であるマールバラ公のご挨拶に,conserve , restore and improve と記述してあります。
この歴史的建造物の維持管理に,少しでも貢献できることを喜ぶべきなのでしょうね。

ところで,この宮殿での目的の一つに,Sunday musicというイベントがあります。
ブレナム宮殿には2つのパイプオルガンがあります。
その1つを使用した演奏を披露してくれるものです。

14:30から開始しますが,既に14:20を回っています。
途中の見学箇所は飛ばして,急いで演奏場所に向かいます。

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2つのパイプオルガン,一つは宮殿の北の外れのライブラリーに,一つは宮殿のチャペルに設置されています。

ライブラリーに設置されているパイプオルガンは,Henry Willis & Sons 社製。
1891年に当時の8代目の公爵が設置しています。
個人所有のパイプオルガンでは,ヨーロッパ最大になるそうです。

チャペルに設置されているパイプオルガンは,Robert Postillによって造られた,ヴィクトリア朝風のとても美しいオルガンです。

その時々によって使うオルガンは変わるようですが,今日はライブラリーのオルガンを使用します。北の外れに在るので,なかなかたどり着きません。
どれだけ広いのでしょうか,この宮殿は。
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by travelsketch | 2010-11-14 09:27 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 28 ウッドストックへ 冷たい雨が降り始めました

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次のインターで降り,M25northに入り直します。
なかなかインターが出てこない為,それまでに約20kmも走ってしまいました。
M40に入り,オックスフォードが近づいた所でA40に分岐します。

前回来た時はとても混んでいましたが,スムーズに通過できました。
A41を経てA44に入ります。
辺りは全くの田園地帯です。地平線まで田園風景が広がっています。
そしてついに厚く覆いかぶさっていた黒い雲から,雨粒が落ち始めました。

冷たい雨です。普通ならこれで気分が滅入ってくるのですが,イングランドって違いますよね。
これが普通に感じてしまうのです。
そして,雨に濡れることによって,田園の緑が鮮やかな色に変わっていきます。
これはこれで好きなシーンです。

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事前に地図から情報を仕入れた時には,A44から少し入った所にブレナム宮殿はあると読んでいました。
しかし,実際には道路沿いでした。

道路からは,壮大な建物は目に入りましたが,そこがブレナム宮殿であるとは思いもしませんでした。
そこが宮殿であることは,通過してからやっと気が付きました。

見渡す限り,周りには何もありません。
この広大な敷地全部がブレナム宮殿なのでしょうね。

冷たい雨が降り続いています。黒く厚い雲が空を覆っています。
人影は全く見えません。全く静まり返っています。
車を駐車場に止め,傘を差して宮殿に向かいます。
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by travelsketch | 2010-11-13 10:57 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 27 今回のお供は,ヴァックスホールのザフィーラです

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昨晩は,コンサートの余韻を残したまま幸せな気分で休むことが出来ました。
おかげで,今日も朝から元気に起きることが出来ました。

例によって,レセプションの脇のBARで朝食を済ませます。
デニッシュの種類が毎日変わるため飽きません。
コンチネンタルとしては,今日も美味しい朝食です。

1泊2日の小旅行ですので,バックに詰め替えスーツケースはレセプションに預けて行きます。
ロンドン市内を運転する自信がありませんので,ヒースロー空港まで移動することにします。

セントラルラインでアーリング・ブロードウェイ駅まで行き,ディストリクトラインに乗換えアクトン・タウンに向かいます。
ここら辺まできますと,全くの住宅街になりますね。
ピカデリーラインで,ヒースロー・ターミナル1に到着です。

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今回もユーロップカーを利用します。
VWのパサートのカテゴリーで予約していたのですが,配車されたのはヴァックスホールのザフィーラでした。
去年のヨークシャーを周った時もこのパターンでした。
慣れていますので,かえってこの車の方が良かったのかもしれません。
問題があると言えば,独りで乗るには広すぎることでしょうか。

ターミナル1には,配車場所はありません。
オフィスは空港の北西部,Northern PerimeterRoad 沿いにあります。
バスでオフィスまで連れて行かれます。
そこで鍵を借りてスタートです。

まず M25 north に入り,すぐ M40 west に乗り換える予定でした。
しかし気が付くと,なぜか M25 south を走っています。
全くの逆方向です。今回もやってしまったようです。
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by travelsketch | 2010-11-13 09:53 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 26 コンサートが終わった後の幸せな気分

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とても満足できるコンサートでした。
終わってからも,こんなに幸せな気分に浸ったままなのは初めてです。
もう一晩残っています。次がとても楽しみです。

バービカン・センターの筋向いには,ハマースミス&シティラインの駅があります。
帰りはこちら経由で帰ってみることにします。
Edgware駅でディストリクトラインに乗り換えますが,この駅がとても寂しい駅でした。
あまり利用する人がいないようです。
また地上にあるため,とても寒さが身にしみました。


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ノッティングヒル・ゲイト駅でセントラル・ラインに乗換え,やっとシェファーズ・ブッシュ駅に到着です。
セント・ポール駅までは10分ほど歩きますが,乗換えを考えるとセントラル・ラインだけを利用した方が便利なようですね。

  
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by travelsketch | 2010-11-11 19:05 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)

イングランド旅行記2007 25 生で聴く音楽の素晴らしさ

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彼女の手が,鍵盤の上を動き始めます。
CDでは聴いていましたが,生で演奏を聴くのは初めてです。
情感のこもった,そして力強い調べが流れてきます。

きっと彼女は音楽が大好きでたまらないのだと思います。
その大好きな音楽を奏でることが出来る喜びが,こちらに強く伝わってきます。
また,ピアノを弾くことが楽しくてしょうがないという彼女の気持ちも,とてもよく伝わってきます。
聴いていると,こちらまで楽しくなってきます。

素敵な調べ,きれいな旋律,ハーモニーの素晴らしさを演奏で感じることは多々あります。
しかし,こんなに音楽を聴いて楽しくなることは初めてです。
こんな気持ちにさせてくれる彼女の演奏が,とても大好きになりました。

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3つめの曲目は,チャイコフスキーの“交響楽第4番”です。
ムラヴィンスキー指揮のCDを持っており,聴き込んできたつもりです。

自分の再生装置は,ロジャースのPM220,Lo-dのHMA-8500×2,HPA-8000,DENONのCDC-1800,RCAコードやSPケーブルはneoclassica。
アナログに近く,ちょっと古い機器ばかりですが,再生装置もそれなりに揃えているつもりでした。しかし,再生装置では限界があるようですね。

生でその響きや力強さを聴いてこそ,初めて素晴らしさが分かるものですね。
勿論,交響楽団としての実力があるから,初めて成立することだとは思いますけれど。

この演奏を£24で楽しめるのです。
こんな素敵な環境に住んでいる人達が,とても羨ましいです。
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by travelsketch | 2010-11-10 22:25 | イングランド旅行記2007 | Comments(0)