イングランド旅行記2007 59 ロンドンにて 内田光子,何度聴いても素晴らしい演奏
最初の曲が終了したところで,やっとホールに入れてもらいました。
今日は1階席の後方になります。
2曲目も終わり,いよいよ内田光子が登場します。
今日も彼女の手が鍵盤の上を舞い踊るたびに,端正なそれでいて情熱を強く感じさせる旋律が流れ出してきます。
最初の晩と同じ曲目ですが,何度聴いても素晴らしいです。
そして,感動させられます。
イングランドに来るまではそんなには知らない人でしたが,今では大好きな演奏者の一人です。
そういった演奏者と巡り合えたこと,そしてCDだけではなく,実際の演奏を聴けたこと。
とても幸せなことだったと思います。
そして,高いレベルを実感できたことは,これからの貴重な財産になると思います。
彼女の演奏はあっという間に終了し,休憩に入ります。
その際に,女王陛下が一旦退席されましたが,観衆全員が立ち上がって拍手で見送っていました。
そういった光景を目の当たりにしますと,女王陛下がいかに国民から愛されているかが良く分かりますね。
そして女王陛下も,国民との間に垣根を設けず,積極的に国民の中に溶け込もうとしているのでしょうね。
それに較べて,今上天皇が一般のコンサートにお見えになったことは皆無ではないでしょうか。
どちらが好ましいかは,軽々には論ずることはできないとは思います。
しかし,その方と同じ空間,経験を共有したと言う事実は,その方に対して好感を持つきっかけにはなりますね。
by travelsketch
| 2010-12-14 20:49
| イングランド旅行記2007