南トスカーナ旅行記2007 34 フィレンツエにて サンタ・マリア・ノベッラ薬局
ベッレ・ドンネを出て,サンタ・マリア・ノッベラ薬局に向かいます。
記憶に間違いが無ければ,映画“羊達の沈黙”の最後の方で,レクター博士がこの薬局に立ち寄っていたシーンがあったはずです。
薬局らしくないホールが映っていた記憶があります。
ベッレ・ドンネ通りとスパーダ通りの間のソーレ通りを駅の方に向かって歩いていき,街並みが古くなってきたと思う辺りにあります。
注意して歩いていないと,通り過ぎてしまいそうな入り口です。
人の気配が無いので,やっているのか心配になりながら中に入っていきました。
二つ目の扉を開けて中に入ると,ちょっと古めかしいけれど落ち着いた空間が広がっていました。
映画の雰囲気そのままです。
部屋毎に扱う商品が違います。お店の人に聞いて,ソープを扱う部屋に入って行きました。
ちょうど良いことに日本人の女性の店員さんがいましたので,いろいろ尋ねることができました。
そして,いろいろ話している内に,この方と同郷である事が判明しました。
こんな所で会うなんて,びっくりです。
彼女も仙台の方とはお会いしたことがあるけど,同郷の人は始めてだと驚いていました。
絵画の修復の勉強に来てそのまま滞在し,7年目になってしまったそうです。
修復の勉強なんて,“冷静と情熱の間”の順正のようです。
フィレンツエが,修復の都であることを実感できました。
彼女のお勧めで,バスオイルと3つの香りのミルク石鹸をお持ち帰りすることにしました。
by travelsketch
| 2010-04-26 20:18
| 南トスカーナ旅行記2007